なんとなく

家族で外食した帰り道

ふと気づくと、

小さいころ、一緒に手を繋いで歩いた散歩道

兄がにっこり笑って振り向いた

陽だまりの中でほんとに何でもないひと時だった

弟が青空を見上げつぶやいた

いい天気、、、

その瞬間を切り取って

大切にしまい込んだ心のアルバム、、、

いつもね、取り出して眺めるの

心のスクリーンに映してね

そして

家族とわたしの絆が

こんなにも深かったって思うんだ

少し泣いたら、、、

また歩き出そう

心の中の父と散歩しよう

見慣れた並木道のある

この街を、、、

ゆっくりと手を繋ぎながらね。